お手軽な移動手段として原付の購入を考えてます。
原チャってやつです。
原付についていろいろと調べてみると…
最近は電動の原付って選択もあるんですよね。
ガソリンではなく電気というのも
【お手軽な移動手段】としてはいいかも!?
エンジンでも電動でもどちらを選んでも安い買い物じゃないし
買ったらしばらくは乗りたいから中途半端な買い物で損したくないのです。
そこで今回は電動バイクと原付について
比較してみた結果をシェアしたいと思います。
この記事はこんな人におすすめです
- 電動バイクが気になっている
- 春からの通勤通学の移動手段を探している
- 電動バイクの維持費とか知りたい
電動バイクという選択はアリなのか?
【お手軽な移動手段】を探していますが
もう少し補足するとぼくが移動手段に求める条件は次のようになります。
- 維持費が安い
- 初期費用が安い
- 気軽に乗れる
- 初期費用が安い
- 片道10kmくらいの移動手段として使いたい
この条件から考えていくと
ガソリンスタンドに行かなくてもいいという点などで
電動バイクは条件を満たしてくれそうな気がします。
それでは実際どうなのか比較していきましょう。
電動バイクと原付の維持費を比較する
その前にこの記事に出てくる「電動バイク」と「原付」について
ややこしいので整理しておきます。
この記事での呼び方 | エネルギー源 | 車両区分 |
電動バイク | 電気 | 原付一種・排気量50cc以下 |
原付 | ガソリン | 原付一種・定格出力0.6kW以下 |
車両区分はどちらも原付一種。
いわゆる【原チャ】の区分です。
本体価格を比較する
電動バイクと原付の本体価格を比較してみます。
電動バイクはスクーターに近い形のものと自転車に近い形のものがあるので
両方ともピックアップしました。
YAMAHA e-Vino
本体価格240,900円[税込] (本体価格 219,000円)
参照元:YAMAHA e-Vino
テレビ東京の【出川哲朗の充電させてもらえませんか?】でもおなじみの電動バイクです。
テレビで見た感じだとバイクとしてもなかなかよさそう。
スクータータイプでシートがたっぷりしている点、
イスに座った姿勢で乗車するので足が濡れないってのもいいですね。
glafitバイク GFR-01
本体価格172,480円[税込] ※3年間の安心保証付き
こちらは自転車形の電動バイクです。
自電車に見えても【原付】に該当するので車道を走行します。
バッテリーが無くなってペダル走行になったとしても歩道は走れません。
その場合もヘルメットの着用が必要です。
HONDA TACT
本体価格168,300円[税込] (本体価格 153,000円)
参照元:ホンダ TACT タイプ・価格
原付は種類がいろいろと選べるのでホンダのTACTをピックアップしてみました。
ホンダで最安の原付です。足としては十分!
選ぶ電動バイクにもよりますがホンダTACTとglafitバイクは価格が近い結果になりました。
もっと謎のメーカーの電動バイクとかなら安いのもありました。
ホンダTACTとYAMAHA e-Vinoでは
価格差7万円くらいなのでちょっと差があります。
維持費を比較する
電動バイク、原付どちらにもかかる維持費が以下の通りです。
原付一種・1年間の維持費
維持費(1年間) | 備考 | |
軽自動車税 | 2,000円 | |
重量税 | 0円 | |
自賠責保険代 | 7,500円 | |
任意保険代 | 13,140円 | チューリッヒ保険にて30歳以上の一例 |
車検代 | 不要 | |
合計 | 22,640円 |
※任意保険代:参照元:保険市場 バイク保険
任意保険は加入する保険の内容によって変動します。
それ以外の維持費について以下にまとめてみました。
原付一種・その他の維持費
電動バイク・E-vino | 電動バイク・glafit | 原付・TACT | |
充電用バッテリー | 29,370円 | 19,800円 | |
オイル交換 | 約2,000円 | ||
タイヤ代など | 約5,000円 | 約5,000円 | 約5,000円 |
燃料代・電気代 | 約2,500円 | 約1,250円 | 約8,000円 |
合計 | 約36,870円 | 約26,050円 | 約15,000円 |
参照:ヤマハ E-Vino
・バッテリー:2年で交換と想定。メーカー希望小売価格 58,740円[消費税10%含む](本体価格 53,400円)にて算出。
・電気代:年間5,000km走行を想定。充電1回あたり電気代約14円。満充電の航続距離約29kmで算出。
参照:glafitバイク
・バッテリー:2年で交換と想定。メーカー希望小売価格 39,600円[消費税10%含む](本体価格 36,000円)にて算出。
・電気代:年間5,000km走行を想定。充電1回あたり電気代約10円と仮定。満充電の航続距離約40kmで算出。
※タイヤ代:2年で交換と想定。工賃込み1万円にて算出。
※オイル交換:年2回交換と想定。1回あたり1,000円で算出。
※ガソリン代は年間5,000km走行を想定。燃費80.0(km/h)ガソリン価格130円/Lで算出。
バッテリーは2年持つと仮定していますが使いかたによります。
実際は2年以上持つかもしれません。
電気代はメーカー公表値を参考に算出しましたが
- 坂が多い環境か?
- 風などの影響
によっても数値が変わるようです。
充電にかかる電気代についても契約の電気プランによって前後します。
参考程度にご覧ください。
ここでのポイントが
バッテリーを2年で交換するかどうか?
という点です。
使いかたによって3~4年持たせることができた場合は
1年ごとの維持費はもう少し安くなってきます。
仮に、glafitでバッテリーが4年持つとすると…
維持費は原付よりちょっと高いくらいにまで下がります。
同様に、E-Vinoのバッテリーが4年持つとすると…
元々のバッテリー価格が高いのでglafitよりちょっと高い結果となります。
トータルの維持費については原付が一番安いことがわかりました。
航続可能距離を比較する
フル充電、満タン給油での航続可能距離を調べてみました。
航続可能距離
電動バイク・E-vino | 電動バイク・glafit | 原付・TACT |
約29km | 約40km | 約260km ※ |
※ガソリンタンク4.5L。燃費はWMTCモード値58.4(クラス 1)にて算出。
電動バイクと原付で大きな差があるのが航続可能距離です。
実際の利用環境(坂が多い等)によっても数値は変わってきます。
結果を見てみると、電動バイクでは1~2日で充電が必要です。
原付はだいたい2週間は給油無しでいけそうです。
充電、給油の手間は以下によって変わってくるでしょう。
- 電動バイク→自宅で充電できるが、自宅のコンセントの場所にもよる
- 原付→行動範囲にガソリンスタンドがあるかどうか
ぼくの家の場合、
電動バイクだと駐車場所から外コンセントが遠いので
バッテリーを取り外して充電する必要がありそうです。
原付については、最寄りのガソリンスタンドまで
距離が約2.5kmなので微妙に遠いなと思います。
ほぼ毎日忘れずに充電するか、2週間に1回我慢して給油しに行くか…
悩ましいところです。
そのあたりでどちらが手間が無いかを考える必要がありそうです。
メンテナンス性を考えてみる
電動バイクも原付も乗っていれば
故障やトラブルなどはあると思います。
そうなったときにすぐに対応できるかを考えてみます。
どこで修理をするか?
電動バイク・E-vino | 電動バイク・glafit | 原付・TACT |
購入店(バイクショップ) | メンテナンス指定店
全国のオートバックスなど |
購入店(バイクショップ) |
どこで入手をするかというところもありますが
E-Vino、TACTについてはバイクショップでの入手が一般的と考えられます。
メンテナンスもそこにお願いするのが無難でしょう。
glafitについてはネット購入か全国の取扱店で入手することになります。
メンテナンスに不安を感じるところですが全国にメンテナンス指定店があり、
全国各地のオートバックスも入っていました。
詳しくはメーカーホームページから最寄り店舗を検索できます。
製品に3年保証もついているという点も安心だと感じました。
電動バイクを不安なく購入できるよう工夫されているように感じました。
メンテナンス性は最寄りに信頼できるバイクショップや
指定のメンテナンス店があるかで変わってくると感じました。
まとめ・けっきょく気軽に乗れるのはどっち?
ここまで比較してきましたが
費用的な面では大きく差がないことがわかりました。
大きな違いはやはり電気で動くか、ガソリンかの違いです。
となると選択のポイントは充電と給油どちらが手間では無いかです。。
ガソリン給油が負担でなければ
原付は機械として完成されているので手堅い選択です。
メンテナンスできる店が近いかについてもポイントです。
例えば、ぼくの家から最寄りのバイクショップは5km以上離れています。
(E-Vinoの取り扱いがあるかは未確認)
いざという時に気軽に持ち込めるか?…という点では距離的にちょっと不安があります。
故障したときに対応できるかどうかでも選択が変わってきそうですね。
ここからはぼくならどちらを選ぶかですが...
給油、充電、メンテナンス面から考えていくと
オートバックス持ち込みできるglafitがいい選択だと思います。
改めてぼくが移動手段に求める条件は次の通りです。
- 維持費が安い
- 初期費用が安い
- 気軽に乗れる
- 初期費用が安い
- 片道10kmくらいの移動手段として使いたい
メンテナンス対応ができるオートバックスはちょっと距離が離れているのですが
glafitは折りたたんで車に載せられるので問題無さそうです。
なんならバッテリー切れで動かなくなった時も
車で迎えに来てもらえればOKな気がします。(雨や悪天候のときも)
折りたためるメリットですね。
冬に降雪のある地域で、しばらく乗らない期間がある場合も
畳んで物置にしまっておけるので車体がサビなくていいです。
今回調べてみてホンダTACTが本体価格168,300円[税込] ってのはかなり魅力を感じました。
ここで引っかかったのが、ガソリンスタンドがちょっと遠いってことです。
あと、車にまざって原付で給油するのに心理的な負担を感じるのはぼくだけでしょうかw
ぼくの利用条件、環境だとglafitがベストだと思います。
欲を言えばもう少し航続可能距離が長いと助かるんですけどね~
今回は原付と電動バイクの購入について考えてみました。
この記事が同じように迷っているかたの参考になれば幸いです!
それではよい2輪ライフを!