どうも。みやまです。
もう2年前の話になりますが家計がどうにも回らなくなり
弁護士のかたに相談したことがありました。
その時に言われたこととは、
選択肢は自己破産しかないというものでした。
https://t-shirazu.com/jikohasan1/
正確には嫁名義の借金なので
嫁が自己破産をすることになるのですが
ぼくが自己破産をすることよりも辛い選択だと感じました。
原因をつくっているのは確実にぼくなので。
弁護士の先生の言うようにそのまま自己破産をするのがベストなのかよくわかりません。
自己破産についてはまったく知識がないので判断をすることができないのです。
まずはそれが必要なのか自分で調べてみることにしました。
この記事はこんな疑問をお持ちのかたにおすすめです
- 自己破産ってそもそもどんな制度?
- 自己破産すると家とか車はどうなるの?
- 自己破産をすると仕事はどうなる?
- 生活保護とどう違うの?
- 自己破産のメリットデメリットは?
そもそも自己破産とはどんな制度だろう
自己破産とは何ですか?
(回答)
・自己破産とは、債務の返済ができなくなった個人の申立てにより開始される破産手続のことです。
・個人である債務者が破産手続開始の申立てをしたときは、同時に免責許可の申立てをしたものとみなされます。参照元:法テラス
簡単に言うと、手続きをすると借金を返さなくていいことになる制度と解釈できますが実際には少し違うようです。
自己破産をすると、借金をした人(破産者)の財産を処分し、お金を貸した人(債権者)に配当することになります。
財産を処分してもお金を返しきれないことがほとんどなので、返さなくていいことにする(免責)を申請することになります。
持っている財産の中で可能な限りは返すということですね。
自己破産すると家とか車はどうなるの?
自己破産をすると20万円以上の価値がある財産は換金して、
お金を貸した人(債権者)に配当するので家は手放すことになるようです。
車も同様ですが、20万円以上の価値…というところがポイントで
それ以下の価値しかない車であれば手元に残しておくことも可能です。
ちなみに賃貸の場合は、特に出ていかなくてもよいようですが
借金の内容に家賃も含まれる場合、家賃滞納にて退去させられる場合もあるようです。
住む家が無くなっていまったら「え?じゃあどこに住むの!?」って感じですが、
基本的には賃貸を借りることになります。
賃貸の審査にて、信用情報の確認や家賃滞納のリストに入っているかを確認する場合があるので
審査に通らず借りづらくなります。
(公営住宅だと比較的審査が通りやすいようです)
自己破産をすると仕事はどうなるの?
気になるのは会社にバレてしまうのではないか?ということです。
これについては裁判所やお金を貸した人(債権者)から勤務先へ連絡することはないのでバレることはないようです。
仕事もこれまで通り続けられます。
自己破産をすると「官報」に氏名、住所、破産情報が掲載されます。
※官報=国が発行する機関誌
掲載というとちょっと心配ですが、一般の人はまず見ないものだそうなのでここからバレることも少ないようです。
ただ、不動産屋さんは破産者の家の売買などで見ることがあるようです。
不動産関係の会社に勤務していたり、知り合いがいる場合は注意かも!?
自己破産と生活保護ってどんな関係性??
ぼくは自己破産と生活保護はセットなのかと考えていましたが
2つは全く別の制度なんですね。
生活保護制度
資産や能力等すべてを活用してもなお生活に困窮する方に対し、困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障し、その自立を助長する制度です。(支給される保護費は、地域や世帯の状況によって異なります。)
参照元:厚生労働省
簡単にまとめると
・自己破産→借金を返せなくなったときに使う制度
・生活保護→生活に必要なお金がないときに使う制度
ということですね。
借金を返せない場合、生活に必要なお金もないので結果的にセットのような気もします。
生活保護を受ける際に、支給するお金が借金の返済に充てられると判断されると申請が通らない場合があるようなので、その場合は先に自己破産などの手続きが必要になってくるでしょう。
自己破産のメリット、デメリット
自己破産のメリット、デメリットをまとめてみました。
メリット
- 借金を返済しなくてよくなる
- お金を貸した人(債務者)からの取り立てが無くなる
- 給与の差し押さえも無くなる
- 車など条件によっては財産の中で手元に残せるものもある
- 家族が連帯保証人でなければ特に迷惑はかからない
- 破産後に得た収入は手元に置いておける
デメリット
- 20万円を超える財産は処分される
- ブラックリストに掲載され(5~10年)借り入れができなくなる
- 官報に氏名、住所が掲載される
- 就けない職業が出てくる(士業、警備員など)
財産の処分やブラックリストというとちょっと怖いですが
生活を立て直すためと考えるとメリットのほうが多いように感じました。
まとめ
自己破産については、その言葉だけを聞くとかなりネガティブなイメージがありました。
ちゃんと調べてみると、国が用意してくれた救済制度だということがわかりました。
この制度を利用して、生活を立て直すことができればOKだと思いますが
同じ状況を繰り返しちゃうようだとちょっと厳しいですね。
家計の見直し、もちろん仕事も含めてそれで進めて大丈夫か
考え直さなくてはいけないと思いました。
ぼくたちは話し合いをして、
自己破産の手続きをしようということになりました。
ただ...このあとちょっと大変なことになってしまったんです。
つづきはまた今度書きます。
それでは!
