昨年の今頃を振り返るとコロナで緊急事態宣言が出てましたね。
子どもはまだ休校中だったような...。
あれから1年が経ったものの、2021年もwithコロナ生活は継続中ですね〜
日常では人との接触を避けることが推奨され働き方も変わりました。(業種にもよる)
そんな状況なので、ぼくも話題のリモートワーク(完全在宅)を経験する機会がありました。
リモートワークをやってみた方の感想を調べてみると、、
- 通勤時間ゼロがいい
- 家族のそばにいられる
などの意見はよく目にします。
通勤時間ゼロなので、雨や雪など天気が悪くても外に出なくて済むってのはいいですね〜
ぼくは基本家が好き(出勤が嫌い?)なのでリモートワークを始めたばかりの頃は「最高じゃん!」って思ってました。でも、、日数を重ねるごとに「辛い」と感じるんですよ。家にいて最高なはずなのに、なぜか確かに感じる辛さ。。
そこでリモートワーク体験から具体的になにが辛いと感じたのかを分析してまとめてみました。
この記事はこんな人にオススメです
- 在宅の仕事に就こうか検討しているので体験談が聞きたい
- リモートワーク実践中だが病まないために情報が欲しい
- 自宅に職場環境があるとどんな影響があるか知りたい
リモートワークで辛いと感じたこと8点
リモートワークの業務内容はコールセンターです。苦手な内容ではありますが、そこそこ経験有りの状態でのスタートです。
辛いと感じたこと...いろいろありますが肉体面、精神面どちらの要素もありました。
1.座ってるのが辛い
これは初日にすぐに感じました。
開始4時間が経過し、お昼頃にはとにかくお尻が痛い。
原因は家にある椅子の性能が低すぎるためです。
自分の家の椅子に8時間近く座ることなんて無かったので、仕事を始めるまで気づきませんでした。
そこで初めて「コールセンターで使ってる椅子っていい椅子だったのか」と気づきました。
床に直座りだともっと辛いと聞きます。
この点が問題になるかは業務内容にもよります。
自由に立ち上がったり部屋を徘徊できる業務内容なら影響が少ないのかもしれません。コールセンターだと、業務中はパソコンを必死に操作しているので徘徊は難しいと思います。その場で立ち上がったりくらいはできますが、基本はずっと椅子に座り続けることになります。
ぼくは結局、問題解決のために「そこそこいい椅子」を買いました。
業務中の8時間ずっとお尻の痛みを気にしてるくらいなら、椅子への投資は仕方ないと思います。
長時間座っていても疲れにくい椅子が必要。
2.空調管理が難しい
暑い、寒いの調整がとにかく難しいと感じました。
ぼくの仕事部屋にエアコンが無かったのが原因です。エアコンが無いので、代わりにヒーター、扇風機などをなんとか駆使して調整するのですが、仕事中に快適温度にしておくことは一苦労でした。
長く仕事を続けるなら仕事部屋にエアコンを設置した方がいいです。
もちろん空調管理にかかる費用(電気代も)は自己負担です。冬はヒーターをつけてる時間が長く、電気代が高額になってしまいヤバかったです。ぼくの場合はリモートワーク補助として月6000円程度支給されてましたが、足りているかは微妙なところです。多分足りてない。。
コールセンターに出勤してた時も暑い寒いの問題はありました。もちろんエアコンで温度管理をしているのですが、オフィスの空間が広いので温度がムラになってることが多かったです。
それでも自宅よりも温度管理できてるんじゃないかと感じました。
仕事部屋にエアコンがあったほうがよい。電気代の負担はどのくらいか、会社から補助があるか確認しよう。
3.運動不足になる
一日中、家にいるとほとんど歩かなくなります。
iPhoneに歩数計が付いてるので計測してましたが、100歩すら歩いてない日もありました。リモートワークをするようになったら太ったという話はよく聞きます。
通勤は大変だけど多少は運動になっていたんですね。
ぼくは仕事が終わったら外に歩きにいったり、意識してトレーニングに時間を使うようにしてました。運動不足が日常的になると体調に影響必須なので、運動時間を意識して確保した方がいいです。
リモートワークでは何もしないと運動時間ゼロになってしまいます。
体調を整えるためにも意識して運動時間をつくろう。
4.周囲の音が気になる
コールセンターで使用のマイクはまあまあ高性能なので生活音を拾ってしまう可能性があります。もっとも、意識していたとしても生活音を拾わないようにするのは難しいです。
コールセンター業務だとこの点はかなりストレスを感じます。
ぼくの環境では以下の音が気になりました。
- 子どもの声(たまに叫び声)
- トイレを流す音
- 玄関の呼び鈴
- 配達員さんの「●●運輸で〜す」の声
- ゴミ収集車のメロディ(地域による)
- 町の広報車、資源回収車、ちり紙交換車が鳴らすメロディ
- 定刻に鳴る地域のメロディ(田舎だとある)
特にゴミ収集車、資源回収車は日曜以外は毎日どっちかがくるので困りました。
ぼくの地域ではビン、缶などの回収車はなぜか特に音が大きかった。。
マイクのミュートを駆使して対応しましたが、会話中だと不自然な感じになるし集中できず業務に影響がありました。学校の近くに住むスタッフの話では、運動会の音楽が大きくて丸一日仕事にならなかったというのもありました。
音の問題は、家が仕事場になると途端に気になり出します。
仕事で使う予定の部屋でどんな音の影響を受けそうか曜日ごとに確認しておくことをおすすめします。
どんな生活音の影響を受けそうか曜日ごとに確認しておこう。
5.部屋のスペースの一部が仕事場所として占有される
ぼくのリモートワークの仕事道具はPC(有線接続)とヘッドセットです。これがデスクの上に常に置いたままの状態になります。
最初に挙げた「そこそこいい椅子」なども含めてお仕事セット一式として部屋の一角を占有します。
スペースがとられて嫌だということの他に、常に仕事道具が目に入ってくるので精神的に嫌だという点もあります。仕事は終わったのに、見ると思い出してしまうという精神的な問題です。気にならない人はいいんでしょうが、ぼくはかなり気になりました。
家がやすらぎの空間であるほど堪えられないかもしれません。
部屋の一部が仕事スペースになることが自分的にOKか考えてみよう。
6.ちょっとしたコミュニケーションが取れないことが辛い
コールセンターの業務は自分に非が無くても怒られる理不尽さがあります。
そんな時にどうやってメンタルを回復させるかが続けていくポイントだと思います。
オフィスで隣に同僚のいる環境であれば、ちょっと手が空いた時に「いやあ、キツいお客さんにあたっちゃって」とか軽く話すことができます。
これってとても大切なことなんですよ。
ちょっと人と話すだけで心が回復することがあります。リモートワークをやってみて、これができないのが精神的に一番キツいと感じました。フォローの体制はあるものの、基本は自分一人しかいない空間で戦わなくてはいけない為です。
嫌なコールを受けても、電話を切って気持ちを切り替えてまた一人で次へ立ち向かわなくてはいけない。
孤独を感じてしまうとどんどんキツくなっていきます。
オフィスに出勤してるような感じとまではいかなくても、職場の人と気軽にコミュニケーションが取れる仕組みがあるか確認しておきましょう。
コミュニケーションを取れる仕組み(チャットなど)があるか確認しよう。
7.仕事とプラベートの境界が不明瞭になる
この点はリモートワークのメリットであり、デメリットでもあります。
仕事の合間に家のことができるのはリモートワークのメリットです。しかし、プライベートから仕事モードへの切り替えが上手くいかないと、その後の仕事の生産性はなかなか上がらないということになります。
さっきまでプライベートだったのに今から仕事…という精神的落差を感じるようになるとさらに辛いです。
出勤は時間もかかるし大変だけど、出勤時間を使って仕事モードへ切り替えをしていたんだと気づきました。
朝起きてパジャマでも業務開始できるのがリモートワークです。
お昼休みにはベッドで昼寝することもできます。でも、そのあと仕事モードに切り替えなきゃいけないんです。どうやって気持ちの切り替えを行うのか自分で決めておいた方がいいです。
ちなみに、ぼくは目標や注意点などを声に出して読むというのを切り替えスイッチにしてました。(家族に聞かれると少々恥ずかしいのですが)
仕事モードへ気持ちを切り替えるスイッチを持とう。
8.家族がいることが辛い場合がある
リモートワークだと仕事の合間は家族と過ごすことができます。
ぼくはお昼は必ず一緒に食べるようにしてました。
でも、仕事が大変で自分に余裕が無かったりすると、家族の優しさが辛いと感じることもあります。会話をしていてちゃんと返答できない自分が嫌だと感じたり、一人になって状況を整理したいと思うこともありました。(ぼくの心のキャパが小さいのが原因かも)
リモートワークは一緒に住む家族にも影響があります。
仕事場が家にくることで家族がぎくしゃくしないように注意が必要です。
仕事は家族のためにしている部分もあるのに、家族関係が悪くなってしまうのは避けたいところです。
あなたが家で仕事するようになってよかったと言われるように行動しよう。
まとめ
いかがでしたか?
リモートワークの辛さを分析した結果、意外にもオフィスへ出勤することにもメリットがあるのだと気づきました。毎日出勤してた時は「ツラい…」という気持ちでいっぱいだったんですが(笑)
今回の体験談はあくまでもコールセンター業務が前提です。
例えば、業務で電話がほとんど無いのであれば音の問題はストレスになりにくいでしょう。座りっぱなしじゃ無くてもいいなら椅子もさほど問題にならないかもしれません。
リモートワーク案件に応募したり、今の仕事がリモートワークに切り替わったりした際に、ぼくの体験談が何かの参考にしなれば幸いです。
それでは!