10年以上の賃貸生活と数々の引っ越しを経験してきた私が、今回は築年数が古い物件に住んで感じたデメリットについてお話しします。
みなさんも、住まい探しで悩んだことがあるのではないでしょうか?
私自身、これまでいろいろな物件に住んできて、笑い話のような経験もたくさんしてきました。例えば…
- 家の脇が小学生の秘密の抜け道になっていた(通学時間はパーティーのようだった)
- ちょっとした物音にすぐ警察を呼ぶ1階の住人がいるアパート(緊張感やばい)
- 生活音にキレやすい隣人がいる(気が休まらない…)
- 1階なのに、食事スペースのすぐ横を2階住人のトイレ排水が通過する設計(食欲減退効果)
当時は辛くて涙が出そうでしたが、今思い返しても涙が出ます。
そんな経験を経て、今は築年数が古めの物件に住んでいます。正直、私より年上のこのパイセン物件、一緒に暮らしてみて気づいたことがたくさんあります。
これから築年数が古い物件への引っ越しを考えている方、そのデメリットが知りたい方、リアルな体験談を求めている方に、私の経験をシェアさせていただきます。
築年数が古い物件で感じたデメリット6つ
- 耐震性に不安がある
- 冬は寒さとの戦い
- カビとの終わりなき戦い(結露がひどい)
- 虫たちのパラダイス
- 音の響きがすごい
- 住人の入れ替わりが頻繁
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう!
1. 耐震性に不安がある
これは本当に大切な問題です。1981年以前の建築基準で建てられた物件は、耐震性に不安があります。東日本大震災も経験した身として、その重要性は身にしみています。
家族を守れない家に住む意味はありません。でも、正直なところ、予算との兼ね合いで古い物件を選ばざるを得ないこともあります。仕事で家を空けるとき、家族の安全が心配で仕方ありません。
2. 冬は寒さとの戦い
東北の冬は基本的に寒いですが、築年数が古い物件だとその寒さが倍増します!
- 隙間風が冷たい(ガタガタのサッシ標準装備)
- 床下からの冷気がすごい
- 壁際が特に寒い(断熱材が薄いか、入っていないか)
- 冬のお風呂タイムは覚悟が必要
全方向から寒さが攻めてくるので、冬の暮らしは本当に大変です。ちなみに、2階のほうが1階よりはマシですが、その分夏は屋根が近いので暑さとの戦いになります。
3. カビとの終わりなき戦い(結露がひどい)
これも1階のほうが2階よりひどい傾向にあります。水はけが悪いと、すぐに湿気が上がってきてしまうんです。
- 壁の断熱が不十分で、壁紙が結露してカビだらけに
- カビ臭さがつらい(健康被害も心配)
- 壁際に置いた家具の金属部分がサビる(信じられない!)
物件を見学するときは、少しでも「カビ臭いかも?」と感じたら要注意です。押入れの中もしっかりチェックしましょう。
4. 虫たちのパラダイス
隙間が多くて湿気もある環境は、虫たちにとっては天国です。
- 見たこともない形の虫に遭遇(恐怖で「ヒェッ…」っとなる)
- カメムシが体を薄くして侵入(毎年の発生状況が気になるように)
- アリが行列を作って室内を行進(小さい虫の密集は怖い)
5. 音の響きがすごい
アパートあるあるですが、築年数が古いとより顕著です。
- 隣の部屋の音が筒抜け
- 上の階の足音がよく聞こえる
- 下の階の声も響いてくる
子どもがいる家庭では特に気を使います。物件選びの時点で「音が気にならない物件はありますか?」と必ず聞きます。それでも、隣人に怒鳴り込まれた経験をしたことも…。音に気を付ける生活スタイルは必須です。
6. 住人の入れ替わりが頻繁
家賃が安いため、一時的な住まいとして使われることが多いんです。
- リフォーム期間だけ
- 家の建て替え期間だけ
短期間で隣人が変わるのは、結構ストレスです。
メリットはないの?
デメリットばかり挙げましたが、もちろんメリットもあります。それは…
家賃が安い!
これは大きなポイントですよね。高すぎて払えなくなったら本末転倒ですから。
物件選びでは、自分にとって譲れないポイントに優先順位をつけることが大切です。一般的な優先順位は以下の通りですが、人それぞれだと思います。
- 間取り
- 立地
- 周辺環境
- 家賃
- 築年数
また、入居のタイミングによっては、古い設備の一部が新しくなっていることもあります。私の今の物件はキッチンがリフォーム済みでした。こういう物件に当たるとちょっと嬉しいですよね。
まとめ:築年数が古い物件、住んでみての感想
振り返ってみると、耐震性やカビなど、安全面や健康面での不安が大きいです。でも意外な効果として、「家族で出かける機会が増えた」というのもありました(家にいるのが辛いからという理由ですが…笑)
「新築の家に住みたいね〜」と、次のステップに進むモチベーションにもなっています。
やはり、可能であれば築年数が新しい物件のほうがおすすめです!でも、予算との兼ね合いで難しい場合は、この記事を参考に、自分にとって譲れないポイントを見極めて物件を選んでくださいね。
みなさんの素敵な住まい探しの参考になれば幸いです。それでは、素敵な物件に巡り会えますように!